【BeWith学生インタビュー】子ども食堂を運営して得た学び|【北九州ガクチカ体験談】

目次

連載企画|BeWith学生インタビュー【北九州ガクチカ体験談】

北九州市小倉北区を拠点に、ラーニングスペースCANDLEで活動する学生たちの声を届ける連載企画。
第3回は、CANDLEのレンタルスペースを利用して子ども食堂を運営してきた、北九州市立大学の大学生・Kさんにお話を伺いました。

学生インタビュー|北九州市立大学「まるっと食堂」前代表 Kさん

地域と関わりたいという思いから始まった活動

私は北九州市立大学421Lab.(地域共生教育センター)のボランティアサークルに所属し、子ども食堂応援プロジェクトに参加しています。
将来の進路を考えたときに、社会のことを知りたい、地域に根差した活動がしたいと思って参加しました。

421Lab.の子ども食堂プロジェクトでは市内4か所の子ども食堂に関わっています。CANDLE以外では既存の子ども食堂に大学生ボランティアとして参加していますが、CANDLEで行っている「まるっと食堂」は、学生が主体となって企画・運営している点が特徴です。

まるっと食堂とは?|学生主体でつくる第三の居場所

「食・遊び・学び」をまるっと包み込む子ども食堂

まるっと食堂は、食事の場だけでなく、遊びの場、学びの場も含めた“第三の居場所”になることを目標に活動しています。
「食・遊び・学び」をコンセプトに、季節に合わせたイベントも企画しています。

1月はおめでたいイメージから、子ども食堂のメニューを手巻き寿司にしました。豪華で、子どもたちが喜んで食べてくれそうだなと思って。いっぱい食べてほしいという思いで、メニュー決めから買い出し、調理まで学生で行っています。

運営費は助成金を活用しています。

ー助成金も学生さんたちが?

はい。自分たちで書いています。先生の力も借りながら。あとは寄付をいただいたりもするのでそれで運営しています。

それぞれが好きな具を巻いて作った恵方巻

Kさんの担当と役割|Instagramで活動を伝える

学生目線で発信するSNS運営

私はInstagramの担当をしていました。もう一人の学生と一緒にアカウントを立ち上げて、1年間投稿作成や管理を行っていました。
毎回、画像を作ったり、文章を考えたりと試行錯誤しながら続けていました。
⇒まるっと食堂Instagram


活動の中で大切にしていること

子どもを「子ども扱いしすぎない」関わり方

子どもと接するときに大切にしているのは、いい意味で子ども扱いしないことです。
甘やかすのではなく、同じ目線に立って、友達のような感覚で接するようにしています。親しみやすく話しかけることを意識しています。


実際に運営してみて感じたこと

難しさも含めて、学びの連続

元気がよすぎて暴れてしまう子や、指示を聞いてくれない子がいるときは大変でした。なかなか言うことを聞いてくれなくて……。

でも、どうやって接したらいいのかを考えるきっかけになり、とても勉強になりました。
子どもと接するのも好きですし、将来は地域の人と関わる仕事がしたいと思っているので、今後にも生かせる経験になったと感じています。


印象に残っているエピソード

名前を呼んでもらえた瞬間のよろこび

前回、子ども食堂に少し遅れて入ったときに、大きな声で名前を呼んでくれた子がいて。
「人として認められたな」「友達になれたな」と感じて、とても嬉しかったです。

また、まるっと食堂では学びもテーマにしているので、他のラボとコラボして性教育の話をしたり、「おにぎりアクション」と連携して国際貢献にも取り組みました。

おにぎりを握って写真を撮ると、開発途上国に給食が寄付される仕組みで、「ほかの地域ではこんなことが起きているんだよ」と子どもたちに伝える場をつくれたのがよかったです。

活動後に「大学生で大変なのにありがとう」というDMをもらったり、保護者の方から直接感謝の言葉をかけてもらえたりするのも励みになりました。

生理の貧困について子どもたちに話す大学生たち。みんな真剣に聞き入っていた。

この活動を通して得た学び

ボランティア活動を続ける難しさと課題

大学に通いながらのボランティアは正直大変です。
参加するメンバーによってモチベーションに差が出たり、後輩が増えてくると、誘われたから入っただけで消極的な子もいたりします。

そうした人たちにどうアプローチしていくかが、今の課題です。

ーせっかくいい活動をしているのに、途絶えてしまうのは残念ですよね。

今、頑張ってくれている後輩もいるので、その子たちに引き継げるよう一緒に頑張っていきたいです。


まるっと食堂の強みとは

大学生だからこそ生まれる親しみやすさ

大学生がスタッフなので、子どもたちにとって親しみやすい存在だと思います。

大学生のお兄さん・お姉さんと関わることで、ロールモデルというか、「将来こんな道もあるんだ」と感じてもらえるのは、とても良いことだと思います。

学生てづくりのおもちゃ。毎回いろいろなお楽しみがあると子どもたちにも好評。

後輩・これからの活動への思い

この場所(CANDLE)があるからこそできた活動なので、本当に感謝しています。
後輩たちが「この活動を続けたい」と思えるよう、今後はサポートにも力を入れていきたいです。

私はこれから就職に向けた試験があるので、そちらも頑張ります!


これからチャレンジする若者へのメッセージ

まずは一歩、属してみること

やりたいことがない人もいると思います。そういう人こそ、サークルやボランティア団体など、少し大きな組織に入ってみるのもいいんじゃないかなと思います。

私自身、421Lab.に入るときは「就職に役立つかな?」という気持ちもありました。でも、思い切って属したからこそ、やりたかったことができて、大きなチャレンジもできました。

何かやりたいけど分からない人も、ぜひ勇気を出して一歩踏み出してみてほしいです。


筆者より|活動を見守ってきた大人の視点から

学生さんでありながら、子ども食堂をやりたいと思い、実行してきた姿は、大人として素直に尊敬しています。

毎回、工夫を凝らした手作りのおもちゃやプログラムを考えてくれて、子どもたちもキラキラした目で参加していました。
これからも、まるっと食堂の活動がさらに発展していくことを心から応援しています。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次